第1回文化芸術ネットワーク会議開催|県南広域振興圏
2018年7月14日(土曜日)
10月27日(金)口内小学校のワークショップが5・6年生を対象にして始まりました。口内小学校では、この土地に伝承されている「行山流口内鹿踊り」をテーマに、初回は劇団前進座の俳優・横澤寛美さんの指導による演劇ワークショップを行いました。
横澤さんは、普段の稽古と同じように浴衣姿で望まれ、自己紹介やワークショップの目的を説明したほか、着物の左前の理由や正座の仕方などもお話されました。(下)
前半は、子どもたちの緊張を解消し、個々の潜在能力を引き出すための「シアターゲーム」。始めは、2人対になり、見えないボールを使ってキャッチボールを楽しみました。(下)
その後、二つのサークルになり、投げる相手を意識しながらキャッチボールを行いました。受ける側は、相手に選ばれたことを感じ取ることが大切です。(下)
言葉でもキャッチボールを行いました。選んだ相手に「こんにちは!」と挨拶し、自分が挨拶されたと感じたら手を上げます。今度はその人が別の人を選んで挨拶する。言葉よりも意識の伝達が重要になるトレーニングです。(下)
震源地ゲームも行いました。サークルの一人が震源地になり、全員が震源地の動作を真似し、中央の鬼が震源地を見当てるというゲームです。集中力が大切です。(下)
次は、体育館のコートを使い、見えないボールでドッジボールを行いました。ボールを見失わないよう、全員の観察力と意識の共有が大切です。ボールが当たったことが自然に表現できるようになりました。(下)
次は「セミおに」というゲーム。みんながセミになり、木にとまって鳴いている間は鬼(人間)につかまらないというルールです。(下) この後、おにを決めてセミ取りがスタートしたら、セミたちは木にとまらずに体育館中を逃げ回っていました。(笑)
たくさんのシアターゲームの後は、床に仰向けになり、五感をフルに使うプログラム「耳を澄まそう」。音を聞く、イメージする、時間を感じる、等のトレーニングを行いました。(下)
後半はいよいよ「鹿踊り」に関するプログラム。横澤さんからみんなに送られた手拭いを頭に巻いて角に見立て、全員が「鹿」になります。そしてその鹿たちが横澤さんの操る1本の手拭いでキャッチボールをして遊びました。(下)
これは、宮澤賢治の「鹿踊りのはじまり」で、嘉十の手拭いを鹿が見つけるというシーンを題材にしたもの。子どもたちに15匹の鹿の役(セリフ)を与え、読み合わせを行いました。(下)
これまでの様々なトレーニングで動物に成りきることができた子どもたちは、およそ3回の読み合わせで「鹿踊りのはじまり」の一場面を習得し、最後に発表を行いました。演劇は、セリフ練習より前に、心の会話(コミュニケーション)が重要だと感じました。(下)
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